ホエール・トラスト
ホエール・トラストは、クジラの実地調査の支援や海洋環境の保護を目的として、2001年に設立されました。この団体の設立に尽力したのは、自然界の最も興味深い謎を解明する科学こそが環境教育や環境保護の真髄であると信じてやまない、情熱的な科学者や冒険家達でした。しかし、ホエール・トラストは、地球最大の海洋哺乳動物に関する画期的な実地調査を行うために、今以上の資金を必要としています。ホエール・トラストの実地調査の結果は、市民、教育関係者、そして、ホエール・トラストが嘱望する新時代の研究者を巻き込み、より広範な保護、教育プログラムの基礎となっています。
クジラ研究センター
クジラ研究センターの研究者、デボラ・フェラーリとマーク・フェラーリは、1975年以来、実地調査を行うために1年に1度ハワイにやってきます。2人は、母クジラがのんびりと子クジラの子育てをしているときに、オスクジラの方は複雑な階層社会の中でポジションをめぐって互いに争ったり喧嘩しているなど、ザトウクジラの習性を記録する仕事をしています。
2人は、クジラに害を与えない観測技術のみを使い、ザトウクジラを観察しながら、写真やビデオ撮影を行ったり、皮の採取を行ったりします。毎年続けて、子クジラを抱えた特定の母クジラを追跡することで、2人は、ザトウクジラが1年という高い繁殖周期で子ども出産する能力を有していることを発見しました。しかし、1966年の商業捕鯨禁止によりクジラへの保護は強化されているにもかかわらず、ザトウクジラの数が大きく増加することはありませんでした。ザトウクジラは、実際には絶滅危惧種並みの状況なのです。
ハワイ・クジラ研究財団
ハワイ・クジラ研究財団は、専属ボランティアによって運営されている小規模な非営利団体です。当団体は、この素晴らしいザトウクジラを保護するのに必要な手立てがより詳しく分かれば、クジラを保護するのに役立つ提言ができると信じ、ザトウクジラの社会組織、習性、コミュニケーション力に関する実地調査を行っています。主な活動としては、ハワイでの冬期5ヵ月のデータ収集、写真撮影による記録、さらには、年間分析、定期科学刊行物の発行、市民セミナー、教育プレゼンテーションの実施などを行っています。